昭和時代の建築

茶の間を中心とした畳の生活と、絨毯がひかれた洋間が両立している住宅が流行りました。
新しさと古さ、西洋と日本古来の住宅様式の融合をコンセプトにつくられた住宅が多かったようです。
いわゆる、和洋折衷建築という和風建築と洋風建築の要素を取り入れた住宅になります。

また、日本古来の住宅にはなかった「廊下」も、この頃にできました。
従来では部屋同士が接しているため、特定の部屋に行くためには別の部屋を通らないと行けない間取りでした。
「廊下」が加わることで、別の部屋を通っていく必要がなくなり、プライバシーを尊重することができるようになりました。

このようにして、1歩1歩確実に暮らしが進化しています。
さらに、高度経済成長を迎えたということもあり、マイホームを建てる人が急増しました。

大正時代の建築

1923年9月、関東大震災(推定10万5,000人もの被害者が確認された大災害です)
関東大震災を境に住宅の構造が見直しされることになりました。

今でこそ耐震等級3が標準搭載されていますが、当時はそのようなものもありませんでした。
そんな背景もあり、当時の人たちは鉄筋コンクリートに目をつけ、鉄筋コンクリート住宅が続々と増えていましたね。

明治時代の暮らし

開国により国外からの移住者が増加したこともあり、徐々に西洋の文化が普及していきました。

仕事は農業から商業に変化したり、食文化も洋風のもの変わったりと、生活様式の西洋化が連鎖的に起きていきました。

建築の技術においても西洋の技術を取り入れていき、絨毯を敷いた応接間などをはじめとした洋風の住宅が広まるようになっていったそうです。

江戸時代の暮らし

日本人の大半が農民で、小屋や納屋に住んでおり、広さは1間が一般的でした。

また、武士は武家屋敷という書院造を基本とした住宅に住んでいました。
書院造とは、一般的に商事や襖、棚や床の間のある座敷のことです。

当時は約8割が農民だったので、大半の庶民が家を持てなかったそうです。