モノの分類

モノは大きく分けて3つの部類に分けられます。

①常に使っているモノ ...通勤通学で使う洋服や制服、部活道具などの常に使うモノ

②随時使うモノ ...休日の趣味の道具やお出かけ用の洋服、本などのたまに使うモノ

③期間限定で使うモノ ...冠婚葬祭の衣装や旅行使うキャリーバッグ、行事で使う小道具などの期間限定で使うモノ

特に服の収納に着目してみましょう。

今使っているウォークインクローゼットは本当に万能ですか?
憧れはあると思いますが、どんな収納にも整理整頓が大切なのです。

中でもウォークインクローゼットは特に整理整頓が大切です。

整理整頓しなけれは奥から段々と服の山ができていき...

ジャングル化していくのです。

服だけにかかわらず常に使う調理器具や洋服は吊るして収納すると便利なのです。

よく使う服はクローゼットの扉の取っ手にかけていませんか?
調理器具はフックにかけて使いやすい場所に吊るしていませんか?

結局よく使うものは取り出しやすい場所に吊るしてしまうのです。

部屋をキレイに見せるために収納棚やクローゼットに収納してしまうと逆に散らかります。
「モノの性格に逆らってはダメ」なのです。

魅せる収納を取り入れることもキレイな部屋を作る1つの手段だと思います。

収納はモノの性格に逆らわず、出たいというモノは出させてあげる収納を取り入れましょう。

そうすると部屋も自然とキレイになります。

片付けられない

モノが家の中にあふれかえっている方
キレイに整理整頓されている方
ミニマリストのように必要最低限しかモノを持たない方
の世の中、色々な方がいらしゃると思います。

モノは自分自身が把握している量よりもはるかに多く家の中にあるのです。

片付けたと思っても、気が付くとそこらじゅうにモノがあふれかえっている場面はありませんか?
それはあなたのせいではないのです。

そもそもモノは自分で歩き回る活発的な性格なのです。

朝、部屋がモノで散らかっているという場面ありませんか。
きっとモノが夜行性で真夜中に大行進しているのでしょう。

本当の収納設計は、モノの性格を理解して分析していくことから始まるのです。

ベットルーム問題2

ベッドに横たわるには、サイドから滑り込むのが原則。
ベッドには必ず「サイドスペース」が必要なのです。
ダブルベッドなら両サイドから、ツインベッドはセンターから。

ベッドメイキングなどを毎朝される方は
両サイドと足元の三方にスペースを確保する必要がありますね。

ベッドを設置する際にはベッドメイキングできるスペースを
気にしないといけないです。

でもサイドは狭くても大丈夫です。

ベッドサイドはベッドの上部が大きくあいているので
比較的狭い通路でも大丈夫です。

ただし、出入口のドアロックやクローゼットの扉は
しっかり計算に入れておいてください。
ベッドの大きさにも考慮したほうがいいですね。

というわけで、ベッドルームの設計では、

ベッドのサイズだけではなく、

その配置やサイドスペースも検討しておく必要があります。

ベッドルーム問題1

なぜあんなに冬のお布団っていつもよりも増して
ふかふかで暖かくて気持ちよくて離れたくないのでしょうか。

良いベッドを選ぶときに大切なのは
ベッドの硬さや大きさ、品質だけじゃないのです。
ベッドの位置も大切です。
ベッドは家具の一つです。

なので衣装ケースや本棚のように
部屋の中の好きなところに好きなように配置して良さそうなものですが
現実にはそういうわけにもいきません。

ベッドの配置によって、窓の位置が変わります。
次にコンセントの位置も変わります。
そして照明の位置も変わります。

ですが、それよりももっと大変なことが起こります。

少し想像してみてください。

6畳のベッドルームがあります。
右側にクローゼット、左側にダブルベッド。
静かでとても落ち着いた雰囲気です。

よく考えてみてください。

壁側に寝る人は、どうやって横になりますか?

ダブルベッドを壁際に置くと、あなたが先に寝たあと、
パートナーは毎晩枕めがけてダイブしなければなりません。

機器の配置

狭いスペースで調理器具、食材や調味料が目まぐるしく行きかうキッチンは
空間のデザインはもとより、できるだけ『機能的』であることが求められます。

もし、我が家のキッチンであなたが必要以上にわたわたしていたら、、
その原因は、キッチンの設計にあるのかもしれません。

料理上手なあなたの段取りを、キッチンがしっかりサポートできていないから。
キッチンに納める機器はたくさんあると思いますが、そこの代表といえば、

冷蔵庫、コンロ、シンクの3つでしょう。

ここで想像して考えてみてください。
並べ方についてですが、あなたならどう並べますか?
私はもう決まっています。

左から冷蔵庫、シンク、コンロです。

おそらくあなたもこう考えたと思います。
理由はなぜですか?

「熱いコンロを冷蔵庫から離して置きたいから」
「コンロとシンクが隣同士だと水と油がハネて危ないから」

いいえ、そうじゃないんです。

キッチン機器は料理の手順に従って配列すると良いからです!

料理の手順
 ①冷蔵庫から食材を取り出す
 ②シンクで洗う
 ③切る、刻む
 ④鍋に入れる

キッチン設備は、料理のためにあるのですからね。

U字型のキッチンでも、アイランド型のキッチンでも
冷蔵庫が右端でもシンクとコンロがパラレルでも
長いキッチンでも
どんなカタチのキッチンでもキッチン機器の並びを守れば
自由自在に使いやすくすることができます。

他にもレンジ、食器棚、炊飯器、パントリー、などキッチンには置きたいものがたくさんあるはずです。

キッチンは料理の手順を意識して設計しないと使いずらくなります。
しっかりと設計してキッチンをつくると、お料理がもっと楽しくなりますよ!

ドアの開き方

少し想像してみてください。

同じ場所に同じ形で同じ大きさのドアを取り付けたとしましょう。

そしてドアのタイプはすべて引き戸。
ただ違うところは『 開き方 』です。

同じドアでも4種類の開き方が考えられるわけなのですが
人はドアの開き方1つで、人は常に心地よく、ストレスのない暮らしを望んでいるかがわかると思います。

まず、ドアは内開きが原則です。

外開きじゃない理由は、廊下を誰かが歩いているときに開くと危ないからです。
ドアの「右開き」と「左開き」はどう決まっているか知っていますか?

右利きの方が多いから右開き、ドアを開け放すために壁に
ドアストッパーがあるから左開きなどの理由だと思っていませんか?

いいえ、違うんです。

ドアは人間の動きに素直に従わせる必要があるからです。
ドアを壁側ではないほうに取り付けると、90°開かないと室内に入れません。

ですが、壁側に取り付けることで半開きでも部屋の真ん中へ滑り込むことができます。

ドアの開閉にかかわらず、立つ・座るなどの日常的な動作においても、人は実に美しい一連の動作をします。

もしドアが壁に向かって開かないドアであったら、多少はイラっとするでしょう。
なのでドアは壁に向かって開くようにしてください。
しかし、すべてのドアが内開きならいいのか?と疑問になりますよね。


実はそうではないのです。

ドアは内開きが原則とはいえ、いくつかの例外もございます。

「 納戸の扉 」

内開きだと中に置いてあるものが邪魔をしてうまく開閉ができなくなります。

納戸の中に人が入るとおそらくしばらくの間ドアは開けっ放しになるのでしょう。
とりあえずは外開きでも構いません。
2枚に折りたためる折れ戸や引き戸にするともっと良いです。

トイレのドアや玄関の扉も色々よく考えないと、いざ生活してみると
『あー、ここもうちょっとこうしとけばよかった』
なんて後悔してしまうかもしれないですね。

なので、たかがドア、されどドアなのです。

これはほんの一例ですが、住宅に元から当たり前のようについているものには
1つ1つに意味があるものです。

その当たり前を探ってみると、住宅選びがもっと楽しくなりますよ。